2024年の格安スマートフォン市場で注目を集めるnubia IvyとXiaomi Redmi Note 10T。
3万円台前半で5G対応やおサイフケータイ、防水防塵機能を搭載した2機種には、それぞれ異なる特徴があります。
nubia Ivyは処理性能と90Hzディスプレイが魅力で、Redmi Note 10Tは5,000mAhの大容量バッテリーと安定性が強みです。
あなたの使い方に合わせて最適な1台を選びましょう。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
結論:バッテリー持ちはRedmi Note 10T、性能はnubia Ivyが優秀
バッテリー持ちではRedmi Note 10Tが優位に立っています。
容量は5,000mAhと大容量で、nubia Ivyの4,420mAhを大きく上回り、長時間の使用に適しています。
電池持ちなら間違いなくRedmi Note 10T。
一方、処理性能ではnubia Ivyが「Dimensity 700チップ」を搭載し、AnTuTuスコアで約38万点を記録。「Snapdragon 480 5G」搭載のRedmi Note 10T(約35万点)を上回っています。
搭載される「MediaTek Dimensity 700」は、Redmi Note 10Tの「Snapdragon 480 5G」と比べて高性能で、90Hzディスプレイにより画面のスクロールもなめらかです。
nubia Ivyは高性能な「Dimensity 700」と「90Hzディスプレイ」の組み合わせでヌルヌル動作で快適。
特徴・性能比較
nubia IvyとRedmi Note 10Tのスペック比較表
項目 | nubia Ivy | Redmi Note 10T |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.6インチ液晶(2408×1080) | 6.5インチ液晶(2400×1080) |
リフレッシュレート | 90Hz(固定) | 60Hz |
本体サイズ | 166×76×8.6mm | 163×76×9mm |
重量 | 194g | 198g |
OS | Android 13 | |
プロセッサー | MediaTek Dimensity 700 | Snapdragon 480 5G |
バッテリー | 4,420mAh | 5,000mAh |
メモリ/ストレージ | 6GB/128GB | 4GB/64GB |
メインカメラ | 5000万画素+200万画素×2 | 5000万画素+200万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 | |
防水・防塵性能 | IP67 | IP68 |
おサイフケータイ | 対応 | |
充電端子 | Type-C | |
SIMスロット | nanoSIM×1/eSIM | |
5G対応バンド | n3/28/77 | n3/28/77/78 |
4G対応バンド | 19バンド対応 | 16バンド対応 |
発売日 | 2024年3月 | 2022年4月 |
通常価格 | 29,800円 | 27,360円 |
IIJmio価格 | 3,980円 | 110円 |
サイズ感
機種名 | サイズ | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|
nubia Ivy | 166×76×8.6mm | 194g | より薄型で軽量 |
Redmi Note 10T | 163×76×9mm | 198g | やや厚みがあり重い |
両機種とも6.5インチ以上の大画面スマートフォンですが、nubia Ivyの方が0.4mm薄く、4g軽量です。横幅は同じ76mmで持ちやすさはほぼ互角です。
厚みの違いはわずかですが、毎日バッグやポケットに入れて持ち歩くことを考えると、より薄型軽量なnubia Ivyの方が携帯性に優れていると言えます。
どちらも200g以下に抑えられており、バランスの取れた設計と言えるでしょう。
カメラ性能
機種名 | メインカメラ | サブカメラ | フロントカメラ |
---|---|---|---|
nubia Ivy | 5000万画素(f/1.8) | 200万画素×2 | 800万画素 |
Redmi Note 10T | 200万画素 |
両機種ともメインカメラには5,000万画素センサーを採用し、基本的な写真撮影の画質は互角です。
違いはnubia Ivyがトリプルカメラを搭載し、2つの200万画素サブカメラで被写界深度とマクロ撮影に対応している点です。
花や小物の接写撮影や、背景をぼかしたポートレート写真など、より多彩な撮影が可能です。
一方、動画撮影は両モデルとも1080p/30fpsまでの対応となっており、基本的な性能は同等になります。
4K動画には非対応ですが、SNSへの投稿用途なら十分な画質で撮影可能です。
インカメラは両機種とも800万画素になるので、自撮り性能は同じぐらいの性能になります。
バッテリー持ち
機種名 | 容量 | 充電 | 連続動画再生 |
---|---|---|---|
nubia Ivy | 4,420mAh | 22.5W充電 | 約16時間 |
Redmi Note 10T | 5,000mAh | 18W充電 | 約20時間 |
容量面ではRedmi Note 10Tが5,000mAhと大容量で、連続動画再生時間も約20時間と長時間使用が可能です。
一方、nubia Ivyは容量こそ4,420mAhとやや少なめですが、22.5Wの急速充電に対応しており、充電時間が短縮化されています。
急いで充電したい場面ではnubia Ivyの急速充電が便利です。
ゲーム・アプリ動作
機種名 | ベンチマーク | 通常アプリ | 3Dゲーム |
---|---|---|---|
nubia Ivy | AnTuTu約38万点 | 快適 | 中程度まで |
Redmi Note 10T | AnTuTu約35万点 | やや遅い | 軽いゲームまで |
nubia IvyはAnTuTuスコア 約38万点を記録し、SNSやWebブラウジングなどの基本操作がとても快適です。
「原神」などの中程度の3Dゲームまでプレイ可能で、「PUBGモバイル」も設定調整すれば楽しめます。
一方、Redmi Note 10TはAnTuTu スコア約35万点と若干劣りますが、LINEやTwitterなどの基本アプリは問題なく動作します。
ゲームに関してはパズドラやモンストなど、比較的軽いゲームがおすすめです。
複数のアプリを同時に使用する場合は、メモリ6GBのnubia Ivyの方が快適に操作できます。
OS/オーエス
機種名 | 搭載OS | アップデート | UI |
---|---|---|---|
nubia Ivy | Android 13 | 2年間 | MyOS 13 |
Redmi Note 10T | 1年間 | MIUI 14 |
ubia IvyとRedmi Note 10Tはどちらも最新の「Android 13」を搭載しています。
大きな違いはアップデートサポート期間で、nubia Ivyが「2年間のサポート」を約束しているのに対し、Redmi Note 10Tは1年間となっている点になります。
SOC/システムオンチップ
機種名 | プロセッサー | GPU | 製造プロセス |
---|---|---|---|
nubia Ivy | Dimensity 700 | Mali-G57 MC2 | 7nm |
Redmi Note 10T | Snapdragon 480 5G | Adreno 619 | 8nm |
両機種の心臓部となるプロセッサーには、重要な違いがあります。
nubia Ivyに搭載されるMediaTek Dimensity 700は、最新の7nmプロセスで製造され、動作周波数が最大2.2GHzまで上昇します。
Nmプロセスとはどんな意味?
プロセス数値の「nm(ナノメートル)」は、スマートフォンの頭脳となるチップの精密さを表す単位のこと。数値が小さいほど(7nmより5nmの方が)省電力で高性能なチップが作れます。つまり、5nmの方が最新の技術で作られた優れたチップということです。
GPU(画像処理専用チップ)にはMali-G57 MC2 (GPU)を採用し、省電力と高性能を両立しています。
一方、Redmi Note 10TのSnapdragon 480 5Gは8nmプロセスを採用。Adreno 619 (GPU)と組み合わさり、安定性に優れた性能を発揮します。
全体的な処理性能ではnubia Ivyに一歩譲る形となっています。
複数のアプリを同時に使用する場面では、nubia Ivyの方が快適に動作するでしょう。
ベンチマークスコア
機種名 | AnTuTu v10 | CPU Score | GPU Score |
---|---|---|---|
nubia Ivy | 388,981点 | 134,060点 | 51,872点 |
Redmi Note 10T | 356,931点 | 129,362点 | 69,264点 |
ベンチマークテストで両機種の実力を比較すると、興味深い結果が見えてきました。
総合スコアではnubia Ivyが約38.9万点、Redmi Note 10Tが約35.7万点と、約3.2万点の差がついています。
CPU性能ではnubia Ivyが約13.4万点と、Redmi Note 10Tの約12.9万点を上回り、アプリの起動やマルチタスクでより快適な動作が期待できます。
一方で、GPU性能ではRedmi Note 10Tが約6.9万点と、nubia Ivyの約5.2万点を大きく上回っています。
3Dゲームのような高負荷な処理では、Redmi Note 10Tの方が良いでしょう。
防水・防塵
機種名 | 防水等級 | 防塵等級 | 耐久性 |
---|---|---|---|
nubia Ivy | IPx7 | IP6x | 水深1mで30分 |
Redmi Note 10T | IPx8 | IP6x | 水深1.5mで30分 |
nubia Ivyは「IP67」等級で、水深1mまでの防水性能と完全な防塵性能を持ち、雨や水しぶき、お風呂での使用にも対応できます。
一方、Redmi Note 10Tはより高い「IP68」等級を獲得し、水深1.5mまでの防水性能に加え、同様の完全防塵性能を備えています。
どちらも生活防水として十分な性能を持っていますが、水回りでの使用頻度が高い方は、より高い防水性能を持つRedmi Note 10Tがおすすめです。
【参考】防水・防塵の保護等級とは
以下の表は、防水と防塵の保護等級をわかりやすくまとめたものです。
等級 | 防塵性能 | 防水性能 | 日常生活での例え |
---|---|---|---|
0(IPXX) | 保護なし | 普通の紙 | |
1(IPXX) | 大きな物体から保護 | 垂直の水滴から保護 | 紙袋 |
2(IPXX) | 指から保護 | 15度の傾きまでの水滴から保護 | ビニール袋 |
3(IPXX) | 工具や太い針から保護 | 60度の傾きまでの水滴から保護 | 雨をしのげるレインコート |
4(IPXX) | 細い針や虫から保護 | あらゆる方向からの水しぶきから保護 | 防水スプレーをした布 |
5(IPXX) | ほとんどの粉塵から保護 | 弱い水流から保護 | 軽い雨なら大丈夫な傘 |
6(IPXX) | 完全な粉塵保護 | 強い水流から保護 | しっかりした雨傘 |
7(IPXX) | 一時的な水没から保護 | 水中で短時間使えるウォッチ | |
8(IPXX) | 継続的な水没から保護 | 潜水用機器 |
注:IPの後の最初の数字が防塵等級、2番目の数字が防水等級を示します。
IP68は完全な粉塵保護 (6)と継続的な水没からの保護 (8)を意味し、IP67は粉塵保護 (6)と一時的な水没から保護 (7)を意味します。
特殊機能
機種名 | おサイフケータイ | 生体認証 | その他 |
---|---|---|---|
nubia Ivy | FeliCa対応 | 指紋/顔認証 | eSIM対応 |
Redmi Note 10T |
両機種とも日常生活で重宝する特殊機能を豊富に搭載しています。
まず、おサイフケータイ機能ではFeliCaに対応し、電子マネーやSuica、IDカードとして幅広く活用できます。セキュリティ面では指紋認証と顔認証の2つの生体認証に対応し、素早く安全なロック解除が可能です。
指紋認証と顔認証の両方が使えるから「ロック解除」も超簡単。
両モデルともeSIMに対応しており、物理SIMと組み合わせることで2つの回線を1台で使用できます。
例えば、プライベート用と仕事用で回線を使い分けたり、海外でローカルキャリアのeSIMを追加したりと、柔軟な使い方も可能です。
両モデルともeSIM対応だから、2つの電話番号が使えちゃいます。
eSIMなら2回線持てるので、仕事用とプライベート用でスマホ2台持つ必要がなくなります。
nubia IvyとRedmi Note 10Tのメリット・デメリット
nubia Ivyのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
高性能なDimensity 700搭載 | バッテリー容量がやや少ない |
6GB RAMで快適なマルチタスク | 直射日光下で画面が見づらい |
22.5W急速充電対応 | カメラの動画性能が物足りない |
nubia Ivyの大きな強みは、高性能なDimensity 700チップと6GB RAMの組み合わせです。
複数のアプリを同時に使用しても快適に動作し、22.5Wの急速充電にも対応しているため、短時間での充電が可能です。
一方で気になる点もあります。4,420mAhのバッテリー容量は同価格帯の競合製品と比べるとやや少なめです。
また、液晶ディスプレイは直射日光下での視認性が低く、カメラの動画撮影性能も1080p/30fpsまでと制限があります。
処理性能とマルチタスクを重視する方には、これらのデメリットを差し引いても十分におすすめできる1台です。
Redmi Note 10Tのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
大容量5,000mAhバッテリー | RAMが4GBと少なめ |
IP68の高い防水性能 | ストレージが64GBと少ない |
安定した動作性能 | 画面リフレッシュレートが60Hz |
Redmi Note 10Tの最大の魅力は、5,000mAhの大容量バッテリーです。
ヘビーユーザーでも1日以上の連続使用が可能で、充電の心配が少なくなります。また、IP68の高い防水・防塵性能により、雨の日でも安心して使用できます。
動作も安定していて、日常的な使用では快適に操作できます。
IP68防水だから、雨の日も気にせず使えるのは嬉しいポイント。
一方で、RAMが4GB、ストレージが64GBと容量が少なめなのが気になるところ。
メモリ4GBとストレージ64GBは今どきの機種としては少なめ。
複数のアプリを同時に使用すると動作が重くなる可能性があり、写真や動画を多く保存する方は外部ストレージが必要になるかもしれません。
また、画面のリフレッシュレートが60Hzなので、スクロール時の滑らかさは期待できません。
60Hz画面だからスクロールがちょっとカクカクするかも。
nubia IvyとRedmi Note 10Tがおすすめな人
nubia Ivyがおすすめな人
- SNSやWebブラウジングを多用する人
- マルチタスクでの使用が多い人
- 画面の滑らかさを重視する人
nubia Ivyは高い処理性能と90Hzディスプレイにより、SNSやWebブラウジングが快適です。
6GB RAMによりアプリの切り替えもスムーズで、マルチタスクを多用する方に適しています。
Redmi Note 10Tがおすすめな人
- バッテリー持ちを重視する人
- 防水性能を重視する人
- コスパ重視の人
Redmi Note 10Tは5,000mAhの大容量バッテリーと高い防水性能が魅力です。
IIJmioでの価格が税込110円とコスパ抜群です。
nubia IvyとXiaomi Redmi Note 10Tを最安値で買う方法
販売元 | nubia Ivy | Redmi Note 10T |
---|---|---|
IIJmio | 3,980円 | 110円 |
Amazon | 31,880円 | 27,360円 |
ヨドバシ | 29,800円 |
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まとめ:2つの個性派モデル、どちらを選ぶべき
重視ポイント | おすすめ機種 | 理由 |
---|---|---|
性能重視 | nubia Ivy | 処理性能とマルチタスクに優れる |
バッテリー重視 | Redmi Note 10T | 大容量バッテリーで長時間使用可能 |
コスパ重視 | IIJmioでの価格が圧倒的に安い |
性能重視なら「MediaTek Dimensity 700チップ」を搭載し、6GBのRAMでマルチタスクも快適なnubia Ivyがおすすめです。
バッテリー重視なら5,000mAhの大容量バッテリーを搭載したRedmi Note 10Tが最適です。Redmi Note 10Tは「IP68」の高い防水性能を備えているので、アウトドアでの使用も安心です。
IP68防水だからアウトドアレジャーにもピッタリ!
あなたの使用スタイルや求めるポイントに合わせて、最適な1台を選んでください。
販売サイトの価格比較
販売サイト | nubia Ivy | Redmi Note 10T | 備考 |
---|---|---|---|
IIJmio | 3,980円 | 110円 | MNP特価 |
Amazon | 27,480円 | 17,979円 | 配送迅速 |
ヨドバシ | 29,800円 | 27,360円 | ポイント還元あり |
ビックカメラ | 29,800円 | 27,360円 | 店頭受取可能 |
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