2024年5月に発売されたXiaomi 14 UltraとROG Phone 8は、どちらもSnapdragon 8 Gen 3を搭載した最新のフラッグシップスマートフォンです。
カメラ性能を極限まで高めたXiaomi 14 Ultraと、ゲーミング性能と日常使いのバランスを追求したROG Phone 8は、異なる特徴を持つ2つのハイエンドモデルとして注目を集めています。
価格帯も15万円から20万円と、かなり近い位置づけとなっています。
本記事では、この2機種の違いを徹底的に比較し、あなたに最適なスマートフォンの選び方をご紹介します。
結論:Arrows We2 Plus M06とAQUOS sense8は用途で選べば問題なし
最初に結論を述べると、この2機種は用途によって選び方がはっきりしています。
- 写真撮影を重視するなら→Xiaomi 14 Ultra
- ゲームと日常使いを重視するなら→ROG Phone 8
とくにXiaomi 14 Ultraはライカブランドとの共同開発カメラを搭載し、ROG Phone 8はゲーミング機能とおサイフケータイに対応するなど、それぞれの特徴が明確です。
Arrows We2 Plus M06とAQUOS sense8の違いと性能比較
項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.73インチ有機EL (3200×1440) WQHD+ | 6.78インチ有機EL (2400×1080) FHD+ |
リフレッシュレート | 1-120Hz可変 | 1-165Hz可変 |
本体サイズ | 75.3×161.4×9.2mm | 76.8×163.8×8.9mm |
重量 | 219.8g | 225g |
OS | Android 14 (HyperOS) | Android 14 (ROG UI) |
プロセッサー | Snapdragon 8 Gen 3 | |
バッテリー | 5000mAh、90W急速充電 | 5500mAh、65W急速充電 |
メモリ/ストレージ | 16GB/512GB | 16GB/256GB |
メインカメラ | 5000万画素 ライカ認定 可変絞り f/1.63-4.0 | 5000万画素 f/1.9 |
フロントカメラ | 3200万画素 f/2.0 | 3200万画素 f/2.05 |
防水・防塵性能 | IP68 | |
おサイフケータイ | 非対応 | 対応 |
充電端子 | USB Type-C | |
SIMスロット | デュアルnanoSIM | |
5G対応バンド | n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/77/78/79 | n1/2/3/5/7/8/12/18/20/25/26/28/38/40/41/48/66/77/78/79 |
4G対応バンド | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41/42/43/48/66 |
発売日 | 2024年5月16日 | 2024年5月17日 |
通常価格 | 194,800円 | 158,000円 |
IIJmio価格 | 179,800円 | 134,800円 |
サイズ感
比較項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
画面サイズ | 6.73インチ | 6.78インチ |
本体サイズ | コンパクト設計 | やや大きめ |
重量バランス | 均一な重量配分 | 上部にやや重心 |
両機種とも6.7インチ台の大画面スマートフォンですが、Xiaomi 14 Ultraの方が若干コンパクトな設計となっています。
重量は219.8gと225gとわずかな差ですが、Xiaomi 14 Ultraの方が均一な重量配分となっており、手になじみやすい印象です。
カメラ性能
カメラ機能 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
メインカメラ | 5000万画素 ライカ認定 可変絞り | 5000万画素 標準仕様 |
望遠性能 | 3.2倍・5倍ズーム搭載 | 3倍ズーム搭載 |
暗所撮影 | 優れた低光量性能 | 標準的な性能 |
Xiaomi 14 Ultraは、ライカとの共同開発による高性能カメラシステムを搭載しており、とくに暗所撮影や望遠撮影において圧倒的な性能を発揮します。
一方、ROG Phone 8も十分な写真品質を提供しますが、カメラ性能はメインの売りではありません。
バッテリー持ち
項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
バッテリー容量 | 5000mAh | 5500mAh |
充電速度 | 90W急速充電 | 65W急速充電 |
1日の持続時間 | 約16時間 | 約18時間 |
ROG Phone 8は、ゲーミングスマートフォンとしての特性を活かし、大容量バッテリーを搭載。
一方、Xiaomi 14 Ultraは急速充電に特化し、33分で100%まで充電可能という特徴があります。
通常使用では両機種とも1日持続する十分なバッテリー性能を備えています。
ゲーム・アプリ動作
性能項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
ゲーム専用機能 | 標準的なゲームモード | エアトリガー搭載 |
冷却性能 | 一般的な放熱設計 | ゲーミング向け高性能冷却 |
フレームレート | 最大120fps | 最大165fps |
ROG Phone 8は、エアトリガーや高性能な冷却システムなど、ゲーミング向けの特別な機能を多数搭載しています。
通常のゲームプレイでは両モデルとも快適に動作しますが、長時間の高負荷ゲームではROG Phone 8の方が安定した性能を発揮します。
OS/オーエス
項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
OSバージョン | Android 14 (HyperOS) | Android 14 (ROG UI) |
カスタムUI | 独自の操作性重視 | ゲーミング機能重視 |
アップデート保証 | 3年間のOSアップデート | 4年間のOSアップデート |
Xiaomi独自のHyperOSは、スムーズな操作性とバッテリー最適化に重点を置いています。
一方、ROG UIはゲーミング機能とカスタマイズ性を重視したインターフェースとなっています。セキュリティアップデートはROG Phone 8の方が1年長く提供されます。
SOC/システムオンチップ
性能項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
プロセッサー | Snapdragon 8 Gen 3 | |
動作周波数 | 最大3.3GHz | |
GPU | Adreno 750 |
両機種とも最新のSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており、基本的な処理性能は同等です。
ただし、ROG Phone 8はゲーミング向けの最適化が施されており、長時間の高負荷時でもより安定した性能を発揮します。
ベンチマークスコア
測定項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
AnTuTu v10 | 1,980,927点 | 1,944,889点 |
CPU性能 | 462,657点 | 460,000点 |
GPU性能 | 902,878点 | 900,000点 |
両モデルのベンチマークスコアは、AnTuTu v10で約200万点という驚異的な数値を記録しています。
Xiaomi 14 Ultraが1,980,927点、ROG Phone 8が1,944,889点と、わずかな差はあるものの、どちらも現時点で最高峰の性能を持っています。
とくにGPU性能は両機種とも90万点以上を記録しており、最新の3Dゲームも余裕で動作します。
CPU性能も46万点台と非常に高く、複数のアプリを同時に起動しても快適に操作できる処理性能を備えています。
防水・防塵
保護機能 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
防水等級 | IP68 | |
防塵等級 | IP6X | |
水深耐性 | 1.5m/30分 |
両機種とも最高レベルのIP68等級を取得しており、優れた防水・防塵性能を備えています。
この等級は1.5メートルの水深で30分間の耐水性を保証し、日常生活での水しぶきや雨天時の使用も安心です。
防塵性能もIP6Xと最高レベルを達成しており、砂浜や粉塵の多い環境でも本体内部への侵入を防ぎます。
【参考】防水・防塵の保護等級とは
以下の表は、防水と防塵の保護等級をわかりやすくまとめたものです。
等級 | 防塵性能 | 防水性能 | 日常生活での例え |
---|---|---|---|
0(IPXX) | 保護なし | 普通の紙 | |
1(IPXX) | 大きな物体から保護 | 垂直の水滴から保護 | 紙袋 |
2(IPXX) | 指から保護 | 15度の傾きまでの水滴から保護 | ビニール袋 |
3(IPXX) | 工具や太い針から保護 | 60度の傾きまでの水滴から保護 | 雨をしのげるレインコート |
4(IPXX) | 細い針や虫から保護 | あらゆる方向からの水しぶきから保護 | 防水スプレーをした布 |
5(IPXX) | ほとんどの粉塵から保護 | 弱い水流から保護 | 軽い雨なら大丈夫な傘 |
6(IPXX) | 完全な粉塵保護 | 強い水流から保護 | しっかりした雨傘 |
7(IPXX) | 一時的な水没から保護 | 水中で短時間使えるウォッチ | |
8(IPXX) | 継続的な水没から保護 | 潜水用機器 |
注:IPの後の最初の数字が防塵等級、2番目の数字が防水等級を示します。
IP68は完全な粉塵保護 (6)と継続的な水没からの保護 (8)を意味し、IP67は粉塵保護 (6)と一時的な水没から保護 (7)を意味します。
特殊機能
機能 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
独自機能 | ライカカメラシステム | エアトリガー |
ゲーミング機能 | 標準的なゲームモード | ゲーミング特化機能多数 |
充電機能 | 90W超急速充電 | バイパス充電 |
Xiaomi 14 Ultraはライカとの共同開発カメラが最大の特徴で、可変絞りや専用フィルターなど、写真撮影に特化した機能を搭載。
さらに90W超急速充電により、33分という短時間でフル充電が可能です。
一方、ROG Phone 8はエアトリガーやバイパス充電など、ゲーミングに特化した機能を多数搭載。
とくにエアトリガーは、スマートフォンをゲーム機のように使用できる革新的な機能として評価が高くなっています。
Arrows We2 Plus M06とAQUOS sense8の実際の使用感を比較
日常の操作性
使用場面 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
片手操作 | やや難しい | 難しい |
画面操作 | スムーズ | 非常にスムーズ |
指紋認証 | 高速・高精度 |
両モデルとも6.7インチ以上の大画面スマートフォンのため、片手での操作は容易ではありません。
画面操作については、ROG Phone 8が最大165Hzのリフレッシュレートを活かした極めてなめらかな動作を実現しているのに対し、Xiaomi 14 Ultraは120Hzながら十分にスムーズな操作感を提供します。
指紋認証は両機種とも画面内センサーを採用しており、0.2秒程度で認証が完了する高速・高精度な性能を備えています。
全体的な操作性では、ROG Phone 8がわずかに優位と言えます。
カメラの使用感
撮影シーン | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
日中撮影 | 極めて高画質 | 良好な画質 |
夜景撮影 | プロ級の品質 | 標準的な品質 |
起動速度 | 高速 | やや遅め |
Xiaomi 14 Ultraのカメラは、ライカ共同開発による優れた光学性能が特徴です。
日中の撮影では1インチセンサーと可変絞りにより、豊かな階調表現と自然な色彩を実現。
とくに夜景撮影ではプロ級の高画質を実現し、暗所でも明るく鮮明な写真が撮影できます。
一方、ROG Phone 8は一般的なスマートフォンとして十分な画質を提供しますが、Xiaomi 14 Ultraと比べると物足りなさを感じます。
カメラアプリの起動速度は、Xiaomi 14 Ultraの方が明確に速く、シャッターチャンスを逃しにくい設計となっています。
アプリの起動速度
アプリ種類 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
SNSアプリ | 瞬時に起動 | |
ゲームアプリ | 通常速度 | 高速起動 |
カメラアプリ | 高速起動 | 通常速度 |
両機種とも最新のSnapdragon 8 Gen 3を搭載しているため、TwitterやInstagramなどのSNSアプリは瞬時に起動します。
大きな違いが出るのは特化した機能で、Xiaomi 14 Ultraは写真撮影に最適化されているためカメラアプリの起動が極めて高速です。
一方、ROG Phone 8はゲームアプリの起動に特化しており、原神やPUBGなどの大型ゲームでも素早く起動できます。
Arrows We2 Plus M06とAQUOS sense8のメリット・デメリット
Xiaomi 14 Ultraのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
ライカ共同開発の高性能カメラ 美しい有機ELディスプレイ 90W超急速充電対応 | おサイフケータイ非対応 重量が気になる 価格が高い |
センサーと可変絞りを搭載し、プロ級の写真撮影が可能です。
また、90W超急速充電により、わずか33分でバッテリーを100%まで充電できます。
3200×1440の高解像度有機ELディスプレイも、鮮やかな色彩と美しい映像表現を実現します。
一方で、おサイフケータイ非対応は日本での利便性を損なう要因となり、219.8gの重量は女性には少し重く感じるかもしれません。
ROG Phone 8のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
充実したゲーミング機能 おサイフケータイ対応 大容量バッテリー | カメラ性能は平均的 デザインが個性的 サイズが大きい |
ROG Phone 8の最大のメリットは、エアトリガーや専用冷却システムなどの充実したゲーミング機能です。
おサイフケータイ対応により、電子マネーやSuicaなどの決済も可能で、日常的な使いやすさも確保。
5500mAhの大容量バッテリーは、ヘビーユースでも安心の持続時間を実現します。
一方で、カメラ性能は他のフラッグシップモデルと比べると平均的なレベルにとどまります。
Arrows We2 Plus M06とAQUOS sense8がおすすめな人
Xiaomi 14 Ultraがおすすめな人
- 写真撮影を最重視する人
- 充電速度にこだわる人
- 高解像度ディスプレイを求める人
Xiaomi 14 Ultraは、ライカと共同開発したカメラシステムを搭載しており、プロフェッショナルな写真撮影が可能です。
とくに可変絞りや光学ズームなど、一眼レフカメラに近い撮影機能を備えています。
また、90W超急速充電により33分での満充電を実現し、急いでいるビジネスパーソンにも最適です。
3200×1440ピクセルの高解像度ディスプレイは、写真編集や動画視聴において細部まで鮮明な表示を実現します。
写真撮影やクリエイティブな作業を重視する方にとって、理想的な一台となるでしょう。
ROG Phone 8がおすすめな人
- ゲームを快適に楽しみたい人
- おサイフケータイが必須な人
- バッテリー持続時間を重視する人
ROG Phone 8はゲーミング性能を重視した設計が特徴です。
最大165Hzのリフレッシュレートと専用の冷却システムにより、長時間のゲームプレイでも快適に楽しめます。
また、おサイフケータイに対応しているため、電子マネーやSuicaなどの交通系ICカードを使った決済が可能です。
さらに5500mAhの大容量バッテリーを搭載し、ゲームをたくさんプレイする人でも1日以上持続します。
加えて「バイパス充電機能」により、ゲーム中の発熱も抑えられる設計となっています。
Xiaomi 14 UltraとROG Phone 8をお得に最安値で買う方法
購入方法 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
IIJmio (MNP割引) | 179,800円 | 134,800円 |
メーカー直販 | 199,900円 | 158,000円 |
Amazon通常価格 | 194,800円 | 154,800円 |
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まとめ:Xiaomi 14 UltraとROG Phone 8を比較!どちらがおすすめ?
比較項目 | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
得意分野 | カメラ性能 | ゲーミング性能 |
日常使い | 一般的な使用に適合 | 幅広い用途に対応 |
推奨用途 | 写真撮影中心 | ゲーム・マルチユース |
Xiaomi 14 UltraとROG Phone 8はどちらも最新のSnapdragon 8 Gen 3を搭載した高性能スマートフォンです。
Xiaomi 14 Ultraはライカとの共同開発カメラを搭載し、写真撮影に特化した機能が魅力。
一方、ROG Phone 8はゲーミング機能が充実し、おサイフケータイにも対応するなど日常使いの利便性も高いのが特徴です。
機種選びは、写真撮影を重視するか、ゲームと日常的な使い勝手を重視するかで判断するのがおすすめです。
価格はXiaomi 14 Ultraが約18万円、ROG Phone 8が約13万円とかなりの差があります。
販売サイトの価格比較
販売サイト | Xiaomi 14 Ultra | ROG Phone 8 |
---|---|---|
メーカー公式 | 199,900円 | 158,000円 |
IIJmio | 179,800円 | 134,800円 |
Amazon | 194,800円 | 154,800円 |
メーカー公式では、Xiaomi 14 Ultraが199,900円、ROG Phone 8が158,000円ですが、IIJmioでMNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用すると、それぞれ179,800円と134,800円まで値下がりします。
Amazonでは中間的な価格帯となっています。価格は常に変動するため、購入を検討する際は複数のサイトで最新価格を確認することをおすすめします。
とくに「IIJmio」のMNP割引は大きいため、乗り換えを考えている方は要注目です。
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