OPPOから発売された2つのスマートフォン、OPPO Reno11 AとOPPO Reno10 Pro 5Gの比較についてお届けします。
両モデルは似たような性能を持ちながら、価格に大きな差があります。
この記事では、サイズ、カメラ性能、バッテリー持ち、ゲーム性能などの観点から両機種を詳しく比較し、どちらのモデルがユーザーにとって最適な選択肢なのかを探ります。
価格差以上の価値があるのか、それとも安価なモデルで十分なのか、実際の使用感も含めて検証していきます。
スマートフォンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
結論:コスパで見ればOPPO Reno11 Aが優秀
OPPO Reno11 AとOPPO Reno10 Pro 5Gを比較した結果、コストパフォーマンスの観点から、OPPO Reno11 Aがより優れていると言えます。
OPPO Reno11 Aは性能面でほぼ互角でありながら、価格が約1.5万円も安いのが大きな魅力です。
ストレージ面では、OPPO Reno11 Aが「microSDカード」に対応しているため、実質的に使えるストレージ容量が多くなる可能性があります。
特徴・性能比較
サイズ感
機種名 | 画面サイズ | 重量 | 大きさ(幅×高さ×厚さ) |
---|---|---|---|
OPPO Reno11 A | 約6.7インチ | 約177g | 約75×162×7.6mm |
OPPO Reno10 Pro 5G | 約185g | 約75×163×7.9mm |
両モデルともに6.7インチの大画面を搭載していますが、OPPO Reno11 Aの方がわずかに薄く軽量です。日常的な使用感では、この差はほとんど感じられないでしょう。
カメラ性能
機種名 | メインカメラ | 超広角カメラ | 望遠/マクロカメラ | インカメラ |
---|---|---|---|---|
OPPO Reno11 A | 6400万画素 | 800万画素 | (マクロ) | 200万画素3200万画素 |
OPPO Reno10 Pro 5G | 5000万画素 | 素(望遠) | 3200万画
カメラ性能では、OPPO Reno11 Aのメインカメラが高解像度ですが、OPPO Reno10 Pro 5Gは望遠カメラを搭載しています。
用途に応じて選ぶ必要がありますが、日常的な撮影では大きな差は感じられないでしょう。
バッテリー持ち
機種名 | バッテリー容量 | 急速充電 |
---|---|---|
OPPO Reno11 A | 5000mAh | 67W SUPERVOOC |
OPPO Reno10 Pro 5G | 4600mAh | 80W SUPERVOOC |
OPPO Reno11 Aの方がバッテリー容量が大きく、長時間の使用に有利です。
一方で、OPPO Reno10 Pro 5Gは急速充電の速度が若干速いため、短時間の充電では有利となります。
ゲーム・アプリ動作
機種名 | SoC | RAM |
---|---|---|
OPPO Reno11 A | MediaTek Dimensity 7050 | 8GB |
OPPO Reno10 Pro 5G | Qualcomm Snapdragon 778G 5G | 8GB |
両モデルともミドルクラスのプロセッサを搭載しており、日常的なアプリ使用やゲームプレイでは大きな差は感じられません。
OPPO Reno11 Aは「原神」を中画質設定でスムーズに動作させることができます。
ベンチマークスコア
機種名 | AnTuTuスコア |
---|---|
OPPO Reno11 A | 約577,421点 |
OPPO Reno10 Pro 5G | 約593,053点 |
AnTuTuベンチマークスコアでは、OPPO Reno10 Pro 5Gがわずかに高いスコアを記録していますが、実際の使用感ではほとんど差を感じることはないでしょう。
両モデルともに日常的な使用には十分な性能を持っています。
防水・防塵
機種名 | 防水・防塵性能 |
---|---|
OPPO Reno11 A | IP65 |
OPPO Reno10 Pro 5G | IP54 |
防水・防塵性能では、OPPO Reno11 Aの方が優れています。
「IP65」は粉塵の侵入を完全に防ぎ、あらゆる方向からの水の直接噴流にも耐えられる性能です。
OPPO Reno10 Pro 5Gの「IP54」は粉塵の侵入をある程度防ぎ、あらゆる方向からの水の飛沫に耐えられる程度の性能になります。
【参考】防水・防塵の保護等級とは
以下の表は、防水と防塵の保護等級をわかりやすくまとめたものです。
等級 | 防塵性能 | 防水性能 | 日常生活での例え |
---|---|---|---|
0(IPXX) | 保護なし | 普通の紙 | |
1(IPXX) | 大きな物体から保護 | 垂直の水滴から保護 | 紙袋 |
2(IPXX) | 指から保護 | 15度の傾きまでの水滴から保護 | ビニール袋 |
3(IPXX) | 工具や太い針から保護 | 60度の傾きまでの水滴から保護 | 雨をしのげるレインコート |
4(IPXX) | 細い針や虫から保護 | あらゆる方向からの水しぶきから保護 | 防水スプレーをした布 |
5(IPXX) | ほとんどの粉塵から保護 | 弱い水流から保護 | 軽い雨なら大丈夫な傘 |
6(IPXX) | 完全な粉塵保護 | 強い水流から保護 | しっかりした雨傘 |
7(IPXX) | 一時的な水没から保護 | 水中で短時間使えるウォッチ | |
8(IPXX) | 継続的な水没から保護 | 潜水用機器 |
注:IPの後の最初の数字が防塵等級、2番目の数字が防水等級を示します。
IP68は完全な粉塵保護 (6)と継続的な水没からの保護 (8)を意味し、IP67は粉塵保護 (6)と一時的な水没から保護 (7)を意味します。
特殊機能
機種名 | おサイフケータイ | eSIM | microSD対応 |
---|---|---|---|
OPPO Reno11 A | 対応 | 対応 | 対応(最大2TB) |
OPPO Reno10 Pro 5G | 非対応 |
特殊機能では、両モデルとも「おサイフケータイ」と「eSIM」に対応しており、OPPO Reno11 AはmicroSDカードにも対応しています。
この点は大容量のデータを扱うユーザーにとって大きな利点となるでしょう。
両モデルの実際の使用感を比較
日常の操作性
機種名 | 画面 | 指紋認証 | 顔認証 |
---|---|---|---|
OPPO Reno11 A | 6.7インチ有機EL、120Hz | 画面内蔵型 | 対応 |
OPPO Reno10 Pro 5G |
日常の操作性では、両モデルともに120Hzの高リフレッシュレートディスプレイを採用しており、スムーズな操作感を実現しています。
画面内蔵型の指紋認証センサーや顔認証機能も搭載しており、素早くセキュアなロック解除が可能です。
OPPO Reno11 Aは薄型軽量設計のため、長時間の使用でも手の疲れが少ないという利点があります。
カメラの使用感
機種名 | 主な特徴 | 夜景撮影 | ズーム性能 |
---|---|---|---|
OPPO Reno11 A | 高解像度メインカメラ | 夜景モード対応 | デジタルズーム |
OPPO Reno10 Pro 5G | 望遠カメラ搭載 | 夜景モード対応 | 光学2倍ズーム |
カメラの使用感では、OPPO Reno11 Aは高解像度のメインカメラを活かした詳細な撮影が可能です。
一方、OPPO Reno10 Pro 5Gは望遠カメラを搭載しており、遠距離の被写体をクリアに撮影できます。
夜景モードは両モデルとも搭載しており、暗所でも明るく綺麗な写真を撮影できます。
ポートレート撮影では、OPPO Reno10 Pro 5Gの方が自然なボケ味を表現できます。
アプリの起動速度
機種名 | SoC | RAM | ストレージ |
---|---|---|---|
OPPO Reno11 A | Dimensity 7050 | 8GB | 128GB + microSD |
OPPO Reno10 Pro 5G | Snapdragon 778G 5G | 256GB |
アプリの起動速度は、両モデルともに高速なプロセッサとRAM容量を搭載しているため、大きな差は感じられません。
ただし、OPPO Reno10 Pro 5Gは内蔵ストレージが256GBと大容量なため、多数のアプリをインストールしても速度低下が起こりにくいです。
一方で、OPPO Reno11 AはmicroSDカードでストレージを拡張できるため、長期的な使用では柔軟性が高いと言えます。
OPPO Reno11 Aのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
コストパフォーマンスが高い | 望遠カメラがない |
microSDカード対応 | 内蔵ストレージ容量が少ない |
バッテリー容量が大きい | 充電速度がやや遅い |
OPPO Reno11 Aは、高いコストパフォーマンスとmicroSDカード対応が大きな魅力です。
しかし望遠カメラがないため、遠距離の被写体を撮影する際には不利になる可能性があります。
OPPO Reno10 Pro 5Gのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
望遠カメラ搭載 | 価格が高い |
大容量内蔵ストレージ | microSDカード非対応 |
高速充電対応 | バッテリー容量がやや少ない |
OPPO Reno10 Pro 5Gは「望遠カメラ」と「大容量ストレージ」が魅力ですが、価格が高く、microSDカードに対応していない点が惜しまれます。
OPPO Reno11 Aがおすすめな人
- コストパフォーマンスを重視する人
- microSDカードでストレージを拡張したい人
- バッテリー持ちを重視する人
OPPO Reno11 Aは、高いコストパフォーマンスと拡張性を求めるユーザーに適しています。とくに大容量のデータを扱う機会が多い人や、長時間の使用を想定している人におすすめです。
OPPO Reno10 Pro 5Gがおすすめな人
- カメラ性能を重視する人
- 大容量の内蔵ストレージが必要な人
- 高速充電機能を活用したい人
OPPO Reno10 Pro 5Gは、多様な撮影シーンに対応できるカメラ性能や、大容量のアプリやデータを内蔵ストレージに保存したいユーザーに適しています。また、短時間の充電で長時間の使用を望む人にもおすすめです。
まとめ
項目 | OPPO Reno11 A | OPPO Reno10 Pro 5G |
---|---|---|
コスパ | ||
カメラ性能 | ||
バッテリー持ち | ||
ストレージ | (拡張可能) | (大容量) |
総合評価 |
OPPO Reno11 AとOPPO Reno10 Pro 5Gを比較した結果、コストパフォーマンスを重視するならOPPO Reno11 Aがおすすめです。
カメラ性能や内蔵ストレージ容量を重視するなら、OPPO Reno10 Pro 5Gが選択肢となりますが、価格差を考えるとOPPO Reno11 Aで十分な性能が得られると言えるでしょう。
販売サイトの価格比較
販売サイト | OPPO Reno11 A | OPPO Reno10 Pro 5G |
---|---|---|
OPPO公式 | 48,800円 | 86,800円 |
IIJmio | 24,800円 (MNP特価) | 39,800円 (MNP特価) |
Amazon | 46,500円前後 | 80,000円前後 |
OPPO Reno11 AとOPPO Reno10 Pro 5Gの価格差は約1.5万円から4万円程度あり、IIJmioのMNP特価を利用するとOPPO Reno11 Aがとくにお得に購入できます。
価格の変動や各販売サイトのキャンペーンによって、実際の購入価格は変わる可能性があるので、購入を検討する際は最新の情報を確認することをおすすめします。
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