今回は日本の技術が詰まった2つの人気スマートフォン、FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4を比べてみます。
両方とも優秀なスマートフォンですが、使う人によってどちらが良いか変わってきます。
この記事では、画面の大きさ、性能、カメラの品質、電池の持ちなど、様々な角度から2つのスマートフォンを比較します。
あなたの生活スタイルに合ったスマートフォンを見つけるヒントが、きっと見つかるはずです。

あなたの参考になれば幸いです
結論
arrows We2 M07は性能が高く、コンパクトな設計で持ち運びやすいため、外出先でよく使う方にピッタリです。
一方、AQUOS wish4は大容量バッテリーと大画面が特徴で、動画視聴や読書を楽しみたい方に向いています。



外でよく使うならarrows We2 M07、家でゆっくり使うならAQUOS wish4がおすすめです。
arrows We2 M07とAQUOS wish4の比較表
項目 | arrows We2 M07 | AQUOS wish4 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ TFT液晶 (1560×720) HD+ | 6.6インチ 液晶 (720×1612) HD+ |
リフレッシュレート | 90Hz | |
本体サイズ | 155×73×8.9mm | 167×76×8.8mm |
重量 | 179g | 190g |
OS | Android 14 | |
プロセッサー | MediaTek Dimensity 7025 | MediaTek Dimensity 700 |
バッテリー | 4,500mAh | 5,000mAh |
メモリ/ストレージ | 4GB/128GB (最大1TB microSD) | 4GB/64GB (最大1TB microSD) |
メインカメラ | メイン5,010万画素 マクロ190万画素 | 5,010万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 | |
防水・防塵性能 | IPX5/IPX8/IP6X、MIL規格準拠 | IP6X/IPX5/IPX8、MIL-STD-810H準拠 |
おサイフケータイ | 対応 | |
充電端子 | USB Type-C | |
SIMスロット | nanoSIM + eSIM | |
5G対応バンド | n1/n3/n28/n77/n78/n79 | |
4G対応バンド | B1/B3/B8/B18/B19/B28/B41/B42 | B1/B3/B8/B18/B19/B28/B39/B41 |
発売日 | 2024年8月 | |
通常価格 | 36,850円 | 2~3万円台 |
IIJmio価格 | 19,800円 |
外見とサイズ:見た目と持ちやすさの違い
スマートフォンを選ぶときに、見た目や持った感じも大切なポイントですよね。FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4の外見とサイズを比べてみましょう。
デザインの特徴
FCNT arrows We2 M07は洗練されたシンプルデザインと、指紋が付きにくい背面処理が特徴で、豊富なカラーバリエーションから好みの色を選べます。
一方、AQUOS wish4は丸みを帯びた優しいデザインで手に馴染みやすく、特徴的なカメラデザインがモダンな印象を与えます。
サイズと重さの比較
機種 | 高さ | 幅 | 厚さ | 重さ |
---|---|---|---|---|
FCNT arrows We2 M07 | 155mm | 73mm | 8.9mm | 179g |
SHARP AQUOS wish4 | 167mm | 76mm | 8.8mm | 190g |
arrows We2 M07は高さ155mm、幅73mm、厚さ8.9mmで重さ179gと、コンパクトで軽量な設計を採用し、片手での操作や持ち運びに優れています。
一方、AQUOS wish4は高さ167mm、幅76mm、重さ190gと若干大きめですが、見やすい大画面を実現し、動画視聴や読書などのコンテンツ視聴にぴったりです。



使用シーンに応じて、携帯性を重視するか画面サイズを重視するか選択してください。
画面の大きさと見やすさ
FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4の画面サイズは、それぞれ6.1インチと6.6インチで、約1.27cm(0.5インチ)の差があります。
この差は見た目以上に体感的な違いをもたらし、とくにコンテンツ視聴時に顕著です。
両モデルとも鮮明な画質を提供しますが、AQUOS wish4は90Hzのリフレッシュレートにより、画面のスクロールや動画再生時により滑らかな表示を実現します。



用途に応じて、コンパクトさを重視するか、大画面の見やすさを重視するか選択できます。
性能比較:どっちが速い?使いやすい?
スマートフォンの性能は、使い心地に大きく影響します。FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4の性能を比べてみましょう。
プロセッサ(頭脳)の違い
モデル | アプリ性能 (CPU/UX) | ゲーム性能 (GPU) | 総合性能 |
---|---|---|---|
FCNT arrows We2 M07 | (高性能) | 161,084 / 141,659(軽~中程度のゲームOK) | 77,821(ミドルクラス) | 488,915
SHARP AQUOS wish4 | 134,060 / 106,247 (標準性能) | 51,872 (軽いゲーム向き) | 388,981 (エントリークラス) |
※性能の目安:40万点以下=必要最低限、40~100万点=軽いゲームOK、100万点以上=ヌルヌル動作
どちらもMediaTek製のプロセッサを採用しています。
arrows We2のDimensity 7025は、wish4のDimensity 700と比べて「約26%」高い処理性能を持っています。
AnTuTuベンチマークスコアで比較すると、arrows We2が46万点台、wish4が38万点台と、arrows We2が優位です。



両モデルとも、一般的な使用では十分な性能を備えており、SNSやウェブ閲覧などの基本的な操作に支障はありません。
メモリ(RAM)と保存容量(ROM)
両モデルともRAMは「4GB」で、基本的なアプリの切り替えやマルチタスクに対応できる容量を確保しています。
一方、保存容量(ROM)はarrows We2が128GB、AQUOS wish4が64GBと、arrows We2が2倍の容量を提供しています。
写真や動画をよく撮影する方、アプリをたくさんインストールする方はarrows We2の方が余裕を持って使えるでしょう。



両機種とも「最大 1TB」のmicroSDカードに対応しているので、必要に応じて保存容量を拡張できる点は同じになります。
実際の使用感
両機種の実際の使用感を比較すると、arrows We2 M07はDimensity 7025搭載で、アプリの起動や切り替えがスムーズです。
arrows We2 M07のAnTuTuベンチマークスコアは46万点台と、同価格帯では高めの性能を示しています。
一方、AQUOS wish4は「Dimensity 700」搭載で、AnTuTuスコアは38万点台。
日常的なSNSやウェブ閲覧では問題なく動作しますが、複数アプリの同時使用時には多少のもたつきを感じる場合があります。
ゲームや動画編集など負荷の高い作業を行う場合は、arrows We2 M07の方が快適に使用できるでしょう。
カメラ機能:どっちが綺麗に撮れる?
スマートフォンを選ぶ上で、カメラの性能も重要なポイントですよね。FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4のカメラ機能を比べてみましょう。
カメラの性能比較
機種 | メインカメラ | サブカメラ | 前面カメラ |
---|---|---|---|
FCNT arrows We2 M07 | 5010万画素 広角(f/1.8) | 190万画素 マクロ(f/2.4) | 800万画素(f/2.0) |
SHARP AQUOS wish4 | 約5,010万画素(F値1.8) | 約800万画素(F値2.0) |
arrows We2 M07は5,010万画素メインカメラとマクロカメラの2眼構成で、ProPix搭載のAQUOS wish4も同じく5,010万画素メインカメラを採用しています。
日中の撮影では、両モデルとも鮮やかで解像感のある写真が撮影可能です。
arrows We2 M07はナチュラルな色合い、AQUOS wish4はAI補正による自然な色調整が特徴です。



arrows We2はマクロカメラを搭載している分、接写撮影に強みがあります。



夜景撮影については両機種とも一定の制限があり、エントリーモデルらしい性能と言えます。
画質処理の違い
arrows We2 M07は、日中の明るい場面では特に優れた性能を発揮し、自然な色合いと高いコントラストを実現。HDR性能も高く、逆光シーンでもバランスの取れた写真を撮影できます。
一方、AQUOS wish4は「ProPix Lite」画質エンジンにより、人の目で見た印象に近い自然な写りを実現。AIが自動判定して適切な色調整を行うため、誰でも簡単にバランスの良い写真が撮影できます。



arrows We2はよりナチュラル寄り、AQUOS wish4はAI処理による最適化が特長と言えます。
夜景撮影の性能
arrows We2 M07は、夜景モード(Super Night Shot)を使用すると通常撮影より明るく撮影できますが、全体的にやや解像感不足で「モヤッ」とした写真になりがちです。
HDR性能自体は悪くないものの、明るさ不足が目立ちます。上位モデルのarrows We2 Plus M6と比べても、夜景撮影は弱点と言えるでしょう。
一方、AQUOS wish4は独自の画質エンジン「ProPix Lite」とオートナイトモードにより、くっきりとした夜景写真が撮れます。
ただし、光の少ない部分はノイジーで粗めになり、ズームするとかなりのっぺりした写りになってしまいます。



両モデルとも、エントリーモデルとしては標準的な夜景撮影性能と言えます。
バッテリー性能:どっちが長持ちする?
スマートフォンの使用時間を左右する重要な要素が、バッテリー性能です。FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4のバッテリー性能を詳しく比較してみましょう。
バッテリー容量の違い
実際の検証では、両モデルとも「1日以上の連続使用が可能」で、とくにarrows We2 M07は省電力設計により、容量以上の持続時間を実現しています。



通常使用であれば、どちらも十分な電池持ちであると言えるでしょう。
実際の使用時間の比較
arrows We2は「4,500mAh」のバッテリーで、PCMarkのバッテリーテストでは約19時間を記録。



実際の使用では2日程度の利用が可能でした。
一方、AQUOS wish4は「5,000mAh」バッテリーを搭載し、2時間の動画再生テストで13%の消費に抑えられています。



両モデルとも省電力設定や画面の明るさ調整など、使い方の工夫で更なる長時間駆動が可能です。
充電速度の比較
arrows We2 M07とAQUOS wish4は、どちらも急速充電に対応しています。
arrows We2は30分で約50%まで充電可能で、AQUOS wish4は1時間で70%以上の充電が可能です。
ただし、両機種とも80%以降は充電速度が遅くなり、フル充電までは2時間以上かかります。これはバッテリー保護のための仕様です。



バッテリーの長寿命化のため、日常的には通常速度での充電を推奨し、急速充電は急ぎの場合のみ使用することをおすすめします
特殊機能比較:便利な機能はどっちが多い?
スマートフォンの基本性能以外に、便利な特殊機能も重要な選択ポイントです。FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4の特殊機能を比較してみましょう。
防水・防塵性能
どちらもIP68等級の防水・防塵性能とMIL規格準拠の耐衝撃性を備えています。日常生活での突然の雨やお風呂での使用も安心です。
【参考】防水・防塵の保護等級とは
以下の表は、防水と防塵の保護等級をわかりやすくまとめたものです。
等級 | 防塵性能 | 防水性能 | 日常生活での例え |
---|---|---|---|
0(IPXX) | 保護なし | 普通の紙 | |
1(IPXX) | 大きな物体から保護 | 垂直の水滴から保護 | 紙袋 |
2(IPXX) | 指から保護 | 15度の傾きまでの水滴から保護 | ビニール袋 |
3(IPXX) | 工具や太い針から保護 | 60度の傾きまでの水滴から保護 | 雨をしのげるレインコート |
4(IPXX) | 細い針や虫から保護 | あらゆる方向からの水しぶきから保護 | 防水スプレーをした布 |
5(IPXX) | ほとんどの粉塵から保護 | 弱い水流から保護 | 軽い雨なら大丈夫な傘 |
6(IPXX) | 完全な粉塵保護 | 強い水流から保護 | しっかりした雨傘 |
7(IPXX) | 一時的な水没から保護 | 水中で短時間使えるウォッチ | |
8(IPXX) | 継続的な水没から保護 | 潜水用機器 |
注:IPの後の最初の数字が防塵等級、2番目の数字が防水等級を示します。



IP68は完全な粉塵保護 (6)と継続的な水没からの保護 (8)を意味し、IP67は粉塵保護 (6)と一時的な水没から保護 (7)を意味します。
おサイフケータイ機能
FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4は、どちらもおサイフケータイに対応しています。電子マネーやポイントカードとしてスマートフォンを使えるので便利です。
おサイフケータイの活用術:定期券や会員証を登録すれば、財布いらずで外出できます。ポイントも自動的に貯まるので便利ですよ。
指紋認証と顔認証
arrows We2とAQUOS wish4は、どちらも指紋認証と顔認証の両方に対応しています。
指紋認証センサーは両モデルとも「電源ボタン」に内蔵されており、タッチするだけで素早くロック解除が可能です。
顔認証はインカメラを使用した認証方式で、マスク着用時は指紋認証を使うなど、状況に応じた使い方が可能です。
パスワード入力よりも手軽で安全な認証方法を両モデルとも提供しているため、この点での優劣はありません。
ワイヤレス充電
どちらの機種もワイヤレス充電には対応していません。充電の際はUSB Type-Cケーブルを使用します。
イヤホンジャック
FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4は、どちらも「3.5mm」イヤホンジャックを搭載しています。
最近の多くのスマートフォンではイヤホンジャックが省かれる傾向にある中、両モデルとも従来の有線イヤホンが使用可能な点は大きな特徴です。
Bluetoothイヤホンと異なり充電の心配がなく、高音質な有線イヤホンも使用できるため、音楽や動画を楽しむ人にとって魅力的な仕様となっています。
独自機能
arrows We2 M07は、電源ボタンを上下にスライドしてスクロールができる「Exlider」や、指紋認証と連携したアプリクイック起動「FASTフィンガーランチャー」を搭載。



日常的な操作性を向上させる機能が特徴です。
一方、AQUOS wish4は写真や動画の色合いを自動で最適化する「ProPix Lite」画質エンジンを搭載し、より良い写真撮影をサポートします。



両モデルとも実用的な独自機能を備えており、使いこなすことで快適な操作が可能になります。
価格と購入方法:どっちがお得?
最後に FCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4の価格と購入方法を比較してみましょう。
本体価格の比較
機種 | 本体価格(税込) |
---|---|
FCNT arrows We2 M07 | 約32,800円 |
SHARP AQUOS wish4 | 約33,800円 |
本体価格は arrows We2 M07が約32,800円、AQUOS wish4が約33,800円と、ほぼ同価格帯です。
特筆すべきは「IIJmio」でのarrows We2購入特典です。新規契約時には19,800円まで値引きされ、さらに月額基本料と音声通話オプションの割引も適用されます。
一方、AQUOS wish4も各MVNOで取り扱いがあり、キャンペーンと組み合わせることで割引購入が可能です。
両モデルとも主要キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)での取り扱いがあるため、現在の契約状況や希望する通信サービスに応じて選択できます。



新規契約や機種変更のタイミングでキャンペーンをチェックし、総合的なコストを考慮して選択することをおすすめします。
まとめ:あなたに合うのはどっち?
ここまでFCNT arrows We2 M07とSHARP AQUOS wish4を様々な角度から比較してきました。最後にそれぞれの特徴をまとめてみましょう。
arrows We2 M07とAQUOS wish4の比較表
項目 | arrows We2 M07 | AQUOS wish4 |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ TFT液晶 (1560×720) HD+ | 6.6インチ 液晶 (720×1612) HD+ |
リフレッシュレート | 90Hz | |
本体サイズ | 155×73×8.9mm | 167×76×8.8mm |
重量 | 179g | 190g |
OS | Android 14 | |
プロセッサー | MediaTek Dimensity 7025 | MediaTek Dimensity 700 |
バッテリー | 4,500mAh | 5,000mAh |
メモリ/ストレージ | 4GB/128GB (最大1TB microSD) | 4GB/64GB (最大1TB microSD) |
メインカメラ | メイン5,010万画素 マクロ190万画素 | 5,010万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 | |
防水・防塵性能 | IPX5/IPX8/IP6X、MIL規格準拠 | IP6X/IPX5/IPX8、MIL-STD-810H準拠 |
おサイフケータイ | 対応 | |
充電端子 | USB Type-C | |
SIMスロット | nanoSIM + eSIM | |
5G対応バンド | n1/n3/n28/n77/n78/n79 | |
4G対応バンド | B1/B3/B8/B18/B19/B28/B41/B42 | B1/B3/B8/B18/B19/B28/B39/B41 |
発売日 | 2024年8月 | |
通常価格 | 36,850円 | 2~3万円台 |
IIJmio価格 | 19,800円 |
arrows We2は6.1インチのコンパクトボディと179gの軽量設計が特徴で、処理性能も高く、マクロカメラ搭載で接写も得意。外出先での使用や片手操作を重視する方におすすめです。
一方、AQUOS wish4は「6.6インチの大画面」と「5,000mAh」の大容量バッテリーが魅力。
90Hz駆動対応で動画視聴も快適です。「ProPix Lite」搭載で自然な写真も撮れ、じっくりコンテンツを楽しみたい方に向いています。
価格面では、IIJmioならarrows We2が19,800円で購入可能。AQUOS wish4も2〜3万円台と、どちらもリーズナブル。



防水・防塵やおサイフケータイなど基本機能は両モデルとも充実しており、自分の使用スタイルに合わせて選ぶのがベストです。
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